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世界から猫が消えたなら
マルが読んでみたいというので、図書館で借りた1冊。

世界から猫が消えたなら世界から猫が消えたなら
(2012/10/25)
川村 元気

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余命わずかと宣告された30歳の郵便配達員が、突然現れた悪魔から「世界から何か一つ消して、それと引き換えにあなたの寿命を1日ずつ延ばすことができますよ」と言われる。郵便配達員は戸惑いながらも、日常にあってあたり前のものを消して、自分の寿命を延ばす取引を始めますが・・・。

悪魔が軽い調子で話すのが笑えて、トントン読めてしまいます。小6のマルには、内容的にちょっと早いかな・・・と思っていたのですが、気付いたら1日で読み終えてました
郵便配達員の最後の選択、母親の残した手紙の内容など、感動したと話してくれました。

著者のインタビューの中で「聖書の創世記にある”神様が月曜から土曜にかけて世界を創り、日曜にお休みした”この7日間を逆に捕えた」とありました。著者の母親がクリスチャンで、子どもの頃から聖書を読み込んでいたそうです。印象深い言葉が文中にあります。

時間は人間が作った勝手なルール。
太陽が昇って沈む、というサイクルは自然現象として存在するけど、そこに6時12時24時と「時間」を付けて呼んでいるのは人間だけ。人間が世界をあるがままに見ていると勘違いしているが、実は自分たちの都合の良い定義に当てはめて見ているだけ。

自由は不安を伴う。人間は不自由さと引き換えに決まり事があるという安心感を得た。道草の多い散歩の時間も大切な時間。

「何かを失うということは何かを得るということなんだ」逆に言うと「何かを得るためには、何かを失わなければならない」

「あってもなくてもよいもの」こそがこの世界にとって重要なもの

誰とも交わらず、ただゆっくりと、ひとりで大切なものだけを見つめようとしている.その姿の救われた。

人間が猫を飼っているのではなくて、猫が人間のそばにいてくれる

家族は「ある」ものじゃなくて、「する」ものなんだ

などなど・・・、
ふと考えさせられる。
「私にできること」・・・を思う時、もっと家族に愛を注げるものに・・・と思う。

そして、子どもの頃、父と野道を散歩した時のことを思い出した。
一日の出来事を話したり、野の花や虫の名前を教えてもらったり、カマキリの卵を見つけたり、ゆったり流れる時。
特別なところへ行くわけでもなく、心を育む時間をあたり前のように過ごせていたことに、そこで覚えた野の花をみかけると今でも温かな記憶がよみがえる。
私たちは子どもたちに豊かな時を注ぐことができているだろうか・・・と、

テーマ:♪人生・生き方♪ - ジャンル:ライフ

【 2013/08/07 22:51 】

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友だちはいいもんだ
子どもと関わっていけるのも、一緒に何かをしたりするのも、カウントダウンに入っているなぁ・・・と気付き、今の内にたくさん関わっていこうという気持ちになりました。
そして、今期は学校の役員や地域協議会を通して、人との関わりを深めるスタートの年になっています。

先日、放課後子ども教室で講師を務めさせていただきました。
1時間枠で、100名の児童に「手話コーラスを交えた手話体験を」という課題をいただき、初パワーポイントで準備し動画を使って進めていきました

今回も前回のように私なりの「いのちの授業」を盛り込みました♬
4つのカテゴリーに分けて進めていきますが、最初に自己紹介を少し入れナナエさんからいただいた自画像を載せています。
似顔絵byななえ
「本物よりも美しく、若々しく描いてくれて、本当にいい友だち、友だちはいいもんだ♬」と繋げたりします
この絵を見て、子どもたちの反応が怖いなぁと思ってましたが、「すごぉ〜い」という称賛の声が多くホッとしました。

手話コーラスの曲は「友だちはいいもんだ」を選びました。
低学年が多いので、内容を簡単にしたくて1番だけを繰り返しますが歌詞もとってもいいです。泣けます。
下に貼付けてあるので、是非聴いてみてください!!

実際にやってみて、1年生には難しいかなぁと思っていたけど、とても積極的に取り組んでくれました。
帰り際、迎えにきたお母さんに覚えた手話を披露している姿も垣間みれて嬉しかったです



この機会に伝えたいことは、コミュニケーション手段はひとつではなく、手話が上手くできなくても「伝えたい、知りたい」という気持ちが大切で、その思いが互いを理解することに繋がること。
この世界にはいろいろな人がいて、目に見えて違いがわかる場合と見た目では全くわからない場合がある、違うということは不便なこともあるけど不幸ではないこと、違うからこそひとりひとりの役割があるということ。
その違いを拒否するのではなく、知ることが大切。
そして、「いのち」は一人にひとつしかない、その「いのち」の時間をどのように使っていくか・・・です。

初めてパワポでレジュメを作りましたが、結構気に入っていて、また使う機会があればいいなって思ってました。
今度、小学校のオープンスクールで授業を2限持つことになりました!!
保護者もいるので緊張しそうですが、いつも通りやれるといいなって思います。

教員の資格がなくても、こうして子どもたちとふれあえる、共に考え伝える場を与えていただけることに感謝です。

テーマ:学校行事 - ジャンル:学校・教育

【 2013/07/03 20:42 】

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何者

何者何者
(2012/11/30)
朝井 リョウ

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タイトルから興味を持った本。
就活大学生を通して、SNSの裏側、痛さをついてくる。

主人公拓人は冷静に周りの仲間を分析していく、彼の一人称で進んでいく物語。
「自分は他人と違う」とアピールする、がむしゃらに頑張ってる学生たち。
「就職活動をしている人は何かに流されている」と、就活しない選択をした学生たち。
どちらも勇気を持って決断を下したことに違いはない。
人それぞれ温度差があり、冷めた目線の拓人がまるで正しい道を選んでいるかのように見える。
実は、そんな彼らを陰で観察し嘲笑する拓人が一番残念な人だったりする。

「ほんとうにたいせつなことは、ツィッターにもフェイスブックにもメールにも、どこにも書かない。ほんとうに訴えたいことは、そんなところで発信して返信をもらって、それで満足するようなことではない。だけど、そういうところで見せている顔というものは常に存在しているように感じるから、いつしか、現実の顔とのギャップが生まれていってしまう。ツィッターではそんなそぶり見せてなかったのに、なんて、勝手にそんなことを言われてしまうようになる。自分のアイコンだけが、元気な姿で、ずっとそこにあり続ける。」

私もmixi、twitter、facebookなどなど、やってますから。
そこに全てはないですよ。
だからといって、嘘を書くつもりもなく、覚え書きのように続けています。

主人公の拓人は、人から投げつけられた言葉から自分を見つめ直し、新しい気持ちで歩み始める。

時々、聴こえてくる「お前は何者だ?」と、私に問いかける声。
思い上がった行動に走り出しそうな時に聴こえてきます。
答えはいつも「何者でもない、小さきもの・・・」なのですが、小さいながらも協力し合えば結構良いものができあがります。
ぬるい気持ちで進んでいくより、一分一秒を大切に刻んでいく、手を取り合って今を大切に生きていきたい。

テーマ:人生を豊かに生きる - ジャンル:心と身体

【 2013/04/01 22:47 】

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ひきこもりの国

ひきこもりの国ひきこもりの国
(2007/03/23)
マイケル・ジーレンジガー

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1997年から7年間にわたって米新聞ナイトリッダー社の東京支局長を務めたマイケル・ジーレンジガー氏の著書。
原題は”Shutting Out the Sun” 
日本の創世神話にある、太陽神である”天照大神”がひきこもリの元祖という話しからつけられたタイトルのようです。

ひきこもりは日本独特の現象であり、甘えや怠惰など個人の問題ではなく、歴史的・社会的に形成されてきた制度やシステムへの反応とみています。ひきこもりの若者や両親、支援者、セラピストたちにインタビューしながら、政治、経済の停滞や国際的孤立について言及。古い情報や思い込みの強い記述もありますが、逆カルチャーショックを静かに受けとめている私には、いくつも共感できるところがありました。
いくつか抜き出し羅列します。

「日本は、アメリカよりはるかに古い歴史と文化を誇る複雑で謎に満ちた国。白の逆は黒ではなく赤。缶入りの熱いコーヒーを自動販売機で買うと、コーヒーがでてくると同時に販売機が丁寧にお礼をいう。(省略)他に類を見ない独特の文明社会を実現している。それは、今日の豊かな先進国で暮らす大部分の人々が現代的な物にはつきものだと考えている価値観、常識、思考法を獲得せずに、文明世界へ突入した珍しい国だからである。」

「生徒間のいじめを防止することはきわめて困難だと、山崎博士はいう。幼い子どもたちは、自分の親やその他の大人たちが、会社、工場といった職場あるいはPTAの会合などで使っている戦術をそっくり模倣しているだけだから。日本人は人種的、民族的、文化的な絆で結ばれた単一民族であり、みんなが同じ思考や価値観を共有している、というのが国家的定説になっている。この単一民族というイデオロギーが、異質な者に対する攻撃を正当化しやすくしている。」

「『伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う』ことが求められている。それよりも、受験中心の教育を改め、各自が好きな科目を深く学べるようにして、丸暗記よりも批判的思考が評価されるような体制を整えるべき。」

「独立した存在としての個人のなさ、欧米人の大部分は、自己を越えた唯一絶対の力を信仰している。日本人いは、いくつもの信仰対象がある。現代の日本人は、新年になると神社に参拝して健康と繁栄を祈願したかと思えば、ステータスを示すために白人の聖職者を雇ってキリスト教の教会で結婚式をとりおこない、最後には芳香たちこめる仏教寺院で、濃い黄色の衣を着た僧侶が経典を唱えるなか、荼毘に付される、と言うことに何の矛盾も感じない。まことに実用的な信仰のメニューのなかから、必要に応じて必要なものを選ぶというのは、すし屋で好みのネタを注文するのと同じよう。」

「父親は、仕事と、ほとんど義務といってもいい仕事のあとの「飲み会」に明け暮れるという、ストレスいっぱいの一週間で、すっかり疲れ果てた身体を癒すために自宅で昼寝。もしくはゴルフ場で上司とプレーしているか、顧客を招待しての接待。統計によれば日本人男性の週末の過ごし方で、常にトップに位置しているのが「昼寝」
家族問題のカウンセラーによると、日本では熱心に子どもの世話をする父親はめったにいないという。青春期の生活もジェンダー分離を基盤として形成され、歪められている。」

言い難いこともストレートに、人の言葉や統計を交えながら書いており、ブランド崇拝、未婚、晩婚化、少子化、うつ病、自殺の増加、アルコール依存症など、社会病理についても分析しています。
ジーレンジガー氏はユダヤ教信者ですが、信仰について何度も触れています。韓国と日本を比較するときに「キリスト教が韓国の近代化に影響をあたえている」「キリスト教の普及だけに韓国人の意識が変わったことの原因を求めるのはあまりにも単純な議論かもしれない。しかし、韓国の人々は教会の導きによって社会的ネットワークを形成し、見知らぬ者との間に信頼を築き、普遍的な倫理観と個人主義を受け入れるようになった。この普遍的な倫理と個人主義は、彼らの祖父母がー日本がー教えられていた権威主義的な世界感に対する強力な解毒剤となった。」
日米の「共依存」的関係が互いの社会病理の原因となっている可能も示唆しています。



Asia File from Michael Zielenziger, author of Shutting Out the Sun
”Shutting Out the Sun”出版から5年経ち、昨年からアジアと日本についてブログに更新しています。

テーマ:不安定な心 - ジャンル:心と身体

【 2013/02/22 18:09 】

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置かれた場所に咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい置かれた場所で咲きなさい
(2012/04/25)
渡辺 和子

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渡辺和子さん(ノートルダム清心学園の理事長)の著書。
昨夏、OHの友人に「読み終わったらお友達に回覧してね^^」とお土産として渡しました。
Amazonに、本の一部コピーがあったのでここに張り付けます。

Bloom where God has planted you.
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。

「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください」

結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。 どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。

その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。


こちらもどうぞ^^ 

テーマ:人生を豊かに生きる - ジャンル:心と身体

【 2013/01/23 23:37 】

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